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2025年7月15日 更新 印刷用ページ印刷用ページを開く
産婦人科

分娩取り扱い数、分娩を取り扱うスタッフの研修歴などについて

①勤務医師数 ※2025年7月時点
  常勤医師数  非常勤医師数(常勤換算) 
産婦人科医師数  4 4(1)
麻酔科医師数 2 6(1)
小児科医師数 4 3(0)

②分娩取り扱い実績
  2023年  2024年  2025年6月まで 
分娩件数 242 259 130
非無痛経膣分娩件数 187 197 97
硬膜外麻酔下経膣分娩件数  0 0 1
帝王切開件数 55 62 32

③硬膜外麻酔下分娩に関する対応マニュアル等の整備状況
 基本方針は下記の通り、同意書は別途記載
 i. 妊産婦の本人希望による無痛分娩受け入れの有無 :無(7/1 現在)
 ii. 硬膜外麻酔下分娩の導入対象 :計画分娩の場合のみ対応
 iii. 鎮痛の方法
  ・硬膜外麻酔を実施の有無
  ・CSEA(脊椎麻酔併用)の実施の有無
  ・マニュアル整備の有無(硬膜外麻酔について)
   ー無痛分娩に関する標準的な説明文書のウェブ公開の有無 
    ∟説明文書が掲載されている個別URL
    ∟説明文書に記載の最終更新日
    ∟説明文書による同意取得の有無
   ー無痛分娩マニュアルの有無
    ∟当該マニュアルが掲載されている個別URL
   ー無痛分娩看護マニュアルの有無
    ∟当該マニュアルが掲載されている個別URL

:有
:無
:有
:有
無痛分娩の麻酔についてのご案内 
:2025/07/11
:有

無痛分娩マニュアル

無痛分娩看護マニュアル

④硬膜外麻酔下分娩に関する設備及び医療機器の配備状況 
 ・医療機器  :麻酔器(手術室に配備)、除細動器(病棟内にあり)
 ※以下の備品は分娩室に配備 
 ・蘇生設備 :酸素ボンベ、酸素流量計、バッグバルブマスク、マスク、酸素マスク、
 喉頭鏡、気管チューブ、スタイレット、経口エアウェイ、吸引装置
 ・医薬品 :アドレナリン、硫酸アトロピン、エフェドリン、フェニレフリン、
 静注用キシロカイン、ジアゼパム、プロポフォール
 ・モニター :心電図、自動血圧計、パルスオキシメータ付きの生体モニター 
 ・その他 :ビデオ喉頭鏡、インキュベーター

⑤急変時の対応
 i. 院内での対応
  ・母体の救急蘇生の具体的な対応方法
   1.対応する医師  :産婦人科医及び麻酔科医
  -産婦人科医は JCIMELS 講習会ないしALSO を受講歴あり
  -麻酔科医などとの連携 麻酔専門医が院内のオンコールで対応
  -必要時に HCU に対応依頼
   2.院内救急体制 :中央監視室への連絡により、コードブルーなどの院内スタッフ参集を行う
  ・新生児の救急蘇生の具体的な対応方法
   1.対応する医師  :小児科医・産婦人科医
   2.医療スタッフの NCPR 受講  :平素より分娩時は原則として複数の受講者が対応している
 ※人数は⑨に記載
 ii. 自施設での一次対応後、多施設と連会する場合
  母児ともに、山梨大学医学部附属病院および山梨県立中央病院と連携する


⑥危機対応シミュレーション実施について
 2025/1/14  京都プロトコル確認(机上)  病棟カンファレンス時
 2025/2/18 分娩時出血症例対応 産褥収縮不良例に酸素モニター点滴 子宮内バルーン準備
 2025/3/18 産褥出血症例対応 産後退院後に組織遺残があり多量出血 輸血 搬送
 2025/4/22 硬膜外麻酔 手技・介助方法 合併症 観察項目確認
 2025/5/20 挿管・蘇生対応 ダミー人形で挿管・介助など
 2025/6/17 局所麻酔中毒症例対応 硬膜外開始後に言動変化 脂肪乳剤使用など
 2025/6/26 脊椎麻酔・硬膜外麻酔・分娩時の併用についてと、合併症の勉強会(机上)
 ※それぞれ実施時に、医師、助産師、看護師が参加

⑦硬膜外麻酔下分娩管理者について 研修受講歴など
 無痛分娩管理者  :常勤産婦人科医師 川島茂樹
 麻酔科研修歴 :山梨医科大学附属病院麻酔科 1992/07/01-1992/10/31 
(全身麻酔 60例以上 硬膜外麻酔 60例以上)
 JALA講習受講 :カテゴリーA  2024/10/31 受講修了証番号 JALA-0004-2410040-001 
 カテゴリーD  2025/02/21受講修了証番号 JALA-0003-2502161-001
 J-MELS
 ベーシックコース
:2024/12/22 認定番号 B-24-07329
 J-MELS
 硬膜外鎮痛急変対応コース
:2025/03/02 修了証番号 25032-E-09
 NCPR :jインストラクター

⑧麻酔担当医
 麻酔担当医については こちら

○上記⑦⑧以外の分娩取り扱い医師 研修受講歴など
産婦人科医 NCPR  ALSO  JCMELSベーシックないし救急蘇生受講歴 
常勤医師 相澤恵
 ※インストラクター 
常勤医師 伊東慶彦  
常勤医師 川瀧英梨子

⑨硬膜外麻酔下分娩に関わる助産師・看護師について
   アドバンス助産師   NCPR   ALSO受講   JALA-Dコース 
 助産師数 11名  6 11 9 10
 看護師数 16名 0 10 0 0

⑩日本産婦人科医会偶発事例報告・妊産婦死亡報告事業への参画:  有

⑪硬膜外麻酔使用について説明書類など

⑫ウェブ公開日時:2025/07/14

無痛分娩管理と当面の方針について

 山梨県内の分娩を扱う公立病院において、現時点では産婦の希望による麻酔併用分娩(無痛分娩)を行っている施設はありません。地域医療を担う施設として、社会的な要望が高く、広く認知され一般となりつつある医療については、可能な限りは要望に応えるのが望ましいと考えます。
 現時点での対応は限定的ではありますが、硬膜外麻酔を併用した分娩管理の体制を整備しています。
(当面は経産婦さんの計画分娩例)

 硬膜外麻酔を希望する産婦さんにいつでも対応できることが理想ですが、妊婦さんは個々に異なる状態で、自然の分娩はいつ発生するか予測困難であり、進行状況もそれぞれ異なります。
 また、硬膜外麻酔は合併症を伴う可能性のある医療行為であり、厳重な管理が必要です。
 ご希望の妊産婦さんには、あらかじめ十分なご理解をいただいた上での準備が必要です。

 医療供給体制などを勘案すると、時間や状態を問わずの対応は不可能です。
(業務を専任する助産師の配置、麻酔科が対応可能な状況、通常の分娩進行と異なる産科的な観察や鉗子分娩に備えるなどの体制構築が必要となるため。)
 当面は当院で妊娠管理を行っている、合併症のない 経産婦さん(経膣分娩を経験したことのある妊婦さん)で、麻酔併用での分娩管理を希望され、計画分娩の例 (陣痛が起こってから入院するのではなく、日程を決めて促進剤を使用して陣痛を起こす) に限定して行う方針とします。

 症例を重ねていく中で、より多くの要望にお応えできる体制構築を目指します。

 それぞれの妊婦さんに対するご対応は、妊婦健診を受診頂く中で相談させていただく予定です。

医師紹介

役職名 医師名 経歴・資格
診療部長 川島 茂樹
(かわしま しげき)
免許登録年度 平成4年
資格名
(認定学会名)
・産婦人科指導医
・産婦人科専門医
[(公社)日本産科婦人科学会]
・母体保護法指定医
[(社)山梨県医師会]
医長
相澤 恵
(あいざわ めぐみ)
免許登録年度 平成21年
 資格名
(認定学会名)
・産婦人科専門医・指導医
[(社)日本産婦人科学会]
・周産期専門医(母体・胎児)
・「新生児蘇生法「専門」コース(Aコース)」修了
[(社)日本周産期・新生児医学会]
・母体保護法指定医
[(社)山梨県医師会]
・「JOGa_器質性月経困難症に対する適正なホルモン療法等に係る研修」修了
[(社)日本産科婦人科学会、(社)日本産婦人科学会]
医師 伊東 慶彦
(いとう よしひこ)
免許登録年度 平成30年
 資格名
(認定学会名)
・産婦人科専門医
[(社)日本産婦人科学会]
医師 川瀧 英梨子
(かわたき えりこ)
免許登録年度 令和4年
資格名
(認定学会名)
・緩和ケア研修会修了
[厚生労働省]

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