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2024年4月16日 更新 印刷用ページ印刷用ページを開く
脳神経内科

1. 脳神経内科の紹介
 当科は山梨県東部富士五湖地域で唯一, 脳神経内科医が常勤で勤務する地域の中核病院として脳血管障害や髄膜炎, てんかんを始めとする神経救急疾患からパーキンソン病や筋萎縮性側索硬化症などの神経変性疾患まで幅広く対応しています。 他地域から転居に伴い当院紹介となる患者さんも多く, 脳神経内科のほぼ全ての領域の疾患の通院・入院加療を行っています。
 外来は完全予約制で毎週月・水・金の午前中に行われており, それぞれ平均約20名を診察しています。 これには再診枠と院内紹介も含めた初診枠が含まれます。 初診の方はかかりつけ医の紹介状を持って受診してください。 当科はその疾患の特性上, 診察時には詳しい病歴聴取と身体診察が必要なことが多く, 特に初診の際には長時間患者さんをお待たせしてしまう可能性があります。 火曜日もしくは木曜日の午後に初診専用の時間を設けておりますので, 不急の場合はできる限り火曜日もしくは木曜日の午後に受診して頂きますようお願いします。

2. 主な対象疾患
 脳神経内科が対象とするのは脳・脊髄・末梢神経・筋肉の病気です。これには「気分障害(うつ病や双極性障害)」, 「睡眠障害」, 「統合失調症」などは含まれません。 これらは「精神科」や「心療内科」の対象となりますので、紹介も含めて受診される場合は誤って受診されないようご注意ください
 脳神経内科は具体的には, 認知症(アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症など)・パーキンソン症候群(パーキンソン病や進行性核上性麻痺, 多系統萎縮症など)・機能性疾患(てんかんなど)・神経免疫疾患(ギランバレー症候群や重症筋無力症, 多発性硬化症や視神経脊髄炎など)・脳血管障害(脳梗塞など)・中枢神経感染性疾患(細菌性髄膜炎やウイルス性脳炎など)・筋疾患(自己免疫性筋炎や筋ジストロフィーなど)を扱い, 地域の皆様の脳神経内科診療に最善の努力を尽くしております。

~脳神経内科領域の新薬について~
脳神経内科領域の疾患に対する新薬(視神経脊髄炎スペクトラム障害に対する生物学的製剤や, パーキンソン病に対するヴィアレブ®を含む)は, 既に上市されているものについては基本的に使用可能です。 患者さん個々の疾患の活動性やライフスタイルに応じて導入から維持期までの細かな対応, また再発や増悪時の適切な治療(入院治療を含む)を提供しています。 他地域からの導入や維持管理の紹介も受け付けております。 診察を希望される方はかかりつけ医の紹介状をお持ちになり, 火曜日もしくは木曜日の新患外来を受診してください。
*2024年3月現在, アルツハイマー型認知症治療薬(レケンビ®)については使用できませんのでご注意ください。(レケンビ®の適応かどうかの評価は可能ですが, 最終的な導入については紹介先医療機関の先生のご判断になります。)

3. 医療設備
 平日日中はCTが2台, MRIが2台(1.5Tと3T)常時稼働しております。 休日や夜間などの時間外は緊急性のある場合を除き画像検査は行いません。 また必要に応じて神経伝導検査(NCS)・反復刺激試験(RNST)・体性感覚誘発電位(SEP)・視覚誘発電位(VEP)・聴性脳幹反応(ABR)・針筋電図(nEMG)・脳波(EEG)・H波(H-reflex)など様々な神経生理検査を行います。 筋疾患が疑われる場合には筋生検も行います。 核医学検査が必要な際はDATスキャンおよびMIBG心筋シンチグラフィーは山梨大学医学部附属病院に, 脳血流SPECTは甲府脳神経外科病院にそれぞれ依頼しており, 遠方まで検査を受けに行っていただく必要がございますので予めご了承いただけますと幸いです。

医師紹介

役職名 医師名 経歴・資格
医長
天野 稜大
(あまの りょうた)
免許登録年度 平成28年
 資格名
(認定学会名)
・内科専門医
[(社)日本内科学会]
・神経内科専門医
[(社)日本神経学会]
医師
小尾 俊敦
(おび としあつ)
免許登録年度 令和2年
 資格名
(認定学会名)
 
医師
鬼沢 香帆
(おにざわ かほ)
免許登録年度 令和3年
 資格名
(認定学会名)
 

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管理課
住所:403-0032 山梨県富士吉田市上吉田東七丁目11番1号
TEL:0555-22-4111
FAX:0555-22-6995