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2024年9月3日 更新 印刷用ページ印刷用ページを開く
薬剤による人工妊娠中絶について

薬剤による人工妊娠中絶について

 当院では、現在積極的に人工妊娠中絶の受け入れを行ってはおりません。患者様より相談があった際などは、原則として近隣のクリニックにてご検討いただくように案内しております。
 2023年に人工妊娠中絶薬が発売となりました。薬剤による中絶はいまのところ入院設備のないクリニックでの対応は難しいと考えます。当面の間(薬剤が普及し、臨床データの蓄積に基づき、院内観察などの要件が軽減されるまでの暫定的な対応として)、他施設からの紹介症例につきまして対応を行います。

 当院では、人工妊娠中絶希望で、他のクリニックなどを受診し、「手術と薬剤それぞれの特徴などを理解いただいた上で、薬剤による中絶を選択される方(薬剤開始時に妊娠9週0日まで)」に、対応します。

 母体保護法に従います。手術法と同様に原則的に本人とパートナーあるいは配偶者の母体保護法同意書への署名が必要です。

 経口中絶薬「メフィーゴパック」の詳細については、こちら のページを参照ください。

【費用について】
 外来・入院費用などの診療費は、自費となります。
 (薬剤のみでの中絶成功例は外来費用を含め計18万円、手術を追加すると25万円
 外来に初診の際、費用は3万円です。
 翌週月曜に外来で内服薬の日に、15万円の費用をお支払いいただきます。
(外来で薬剤の使用と1泊2日の入院費用、退院後1回の外来観察の費用を含みます。)
 薬剤での不成功例は、1泊追加の入院費用と、麻酔・手術に7万円が必要となります。
 ※今後の状況により、対応や金額などは変更の可能性があります。

【流れについて】
 ・初診時に超音波や血液などの検査を行います。手術を想定し心電図検査なども行います。
 ・翌週の月曜(祝日の際は変更)に外来で薬剤①を内服し、2日後の朝入院し②を使用します。
 ・薬剤での中絶成功率(②使用当日の胎嚢排出)は約90%で成功例は翌日退院(1泊2日)です。
 ・不成功例は手術による子宮内容除去を行い、さらに1泊の入院となります(2泊3日)。
 ・退院後 1-2週で外来を受診頂き、状態の評価を行います。
 ・必要に応じ紹介元の施設や当院で、避妊指導や疾患が疑われた際の管理を行います。
 ・子宮内遺残などの病態がみられる際には、保険診療で管理を継続します。

 

掲載内容に関するお問い合わせはこちら
医事課
medical
住所:403-0032 山梨県富士吉田市上吉田東七丁目11番1号
TEL:0555-22-4111
FAX:0555-22-6995