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2020年7月30日 更新 印刷用ページ印刷用ページを開く
臨床工学科

部門紹介

臨床工学技士とは?
臨床工学技士(Clinical Engineer)の歴史は浅く国家資格になったのは1988年のことです。
以降、増加する患者さんに対して透析を提供するエキスパートかつ治療に使用する機器のメンテナンスなどを主な業務としてきましたが、近年では医療機器の発展に伴って臨床工学技士の業務内容も多様化してます。


臨床工学技士の仕事とは?
臨床工学技士は『生命維持管理装置』や『患者監視装置』の操作のほか、病院内の様々な医療機器の点検や修理などの業務を行う医療技術者です。
『生命維持管理装置』の代表的なものとして以下のようなものがあげられます。 腎臓の機能が低下した時に腎臓の働きを代行する『人工透析装置』、呼吸状態が悪くなり、自分で充分な酸素を体に送り込めない時に呼吸の代行をする『人工呼吸器』、心筋梗塞で心臓の働きが弱くなり、心臓の力だけでは全身や冠動脈に充分な血液を送れない時に手助けをする『IABP』(大動脈内バルーンパンピング)や『PCPS』(経皮的心肺補助法)、心臓の手術の時に心臓と肺の働きを代行する『人工心肺装置』などです。
また、『患者監視装置』の代表的なものとしては心電図や血圧、酸素飽和度などを24時間記録することの出来る『ベッドサイドモニター』があります。
また、病院内には先に挙げたもの以外にも様々な医療機器があり、これらが安全に患者さんに使ってもらえるよう、管理・点検・修理なども行っています。
また、医療機器の取り扱い間違いによる医療事故を起こさないようにするため、職員対象の勉強会も行っています。

 

当院における業務紹介 

  • 血液浄化業務
    当院の血液浄化センターでは、様々な血液浄化療法を行っています。その中で最も多い治療は人工透析です。 人工透析とは腎臓の機能が低下してきたときに必要となり、血液から腎臓で排泄されるはずの物質などを取り除くことを目的としているので 血液を一度体外へ導き出し不必要な物質を取り除いた後、体内へ返すという作業を行う必要があります。 血液浄化センターでの業務は、透析液作製時に必要な水道水の水質及び作製した透析液の管理、透析装置の機器点検・操作です。また、透析患者さんへの穿刺なども行います。
    透析中は、時間ごとに患者さんの状態及び透析機器の点検をし、安全に透析が行われているか確認しています。また、月2度の採血結果から透析条件を見直しカンファレンスで医師・看護師へ透析条件を提案することで患者さん一人一人に合った透析を提供できるよう努めています。
    透析機器を定期的にオーバーホールし、故障・トラブルなどを未然に防ぐのも、臨床工学技士の仕事です。
    当院の外来透析ベッドは33床、使用している治療機器台数は透析用監視装置32台、個人用透析装置2台、個人用RO精製水製造装置1台、持続緩徐式血液濾過装置1台、血液吸着装置1台です。
    また、特殊な血液浄化療法として血漿交換療法(PE)・血漿吸着療法(PA)・血液吸着療法(HA、DHP)・二重膜濾過血漿交換療法(DFPP)・白血球除去療法(L-CAP)顆粒球除去療法(G-CAP)胸水・腹水再濃縮濾過静注療法(CART)・持続緩徐式血液濾過透析(CHDF・CHF)などにも対応しております。
  • 臨床工学科紹介

  • 人工呼吸器業務
    人工呼吸器と聞いてまず思い浮かぶのは気管挿管を伴う人工呼吸器ではないでしょうか。当院では、そのような気管挿管を伴う人工呼吸器をはじめ、心不全患者さんの在宅用人工呼吸器(ASV)慢性閉塞性肺障害(COPD)の患者さんが使用するマスク型人工呼吸器(V60)まで様々な人工呼吸器を取り扱っています。現在使用している人工呼吸器はBennett980 1台Bennett840 4台 Bennett740 2台 HAMILTON C1 2台 AutoSV 5
    台 V60 2台となっております。
    日々の人工呼吸療法が安心安全に行われるよう保守点検を行っています。また、呼吸ケアサポートチーム(RST)の一員として治療に積極的に介入しています。
  • 臨床工学科紹介

  • 心臓カテーテル業務
    狭心症や心筋梗塞を起こした患者さんに対して循環器内科の医師が行うカテーテル治療の現場でも心電図や心臓内の圧データを管理・記録するポリグラフ装置の操作、OFDIという近赤外光を使用した冠動脈内の画像解析装置の操作、体外式ペースメーカーの操作をしています。急変時には、心臓の働きを助ける大動脈内バルーンパンピング(IABP)操作も行います。
    また、心房細動や心房粗動に対して行うアブレーション治療にも介入しています。
  • 臨床工学科紹介

  • 手術室業務
    麻酔器の点検とトラブル対応を行っています。
    また、手術室ではダヴィンチという医療機器が新規導入されました。ダヴィンチを使用して手術を行う事によって手術時間の短縮、出血量の減少、入院日数の短縮、合併症リスクの低減、正確かつ精機な手術の実施が期待され、患者さんの手術負担が軽減される医療機器です。臨床工学技士も立ち上げチームの一員として活動しています。今後ダヴィンチ運用の際には手術準備とトラブル対応を主な業務として関わっていく予定です。
  • 臨床工学科紹介

  • ME機器業務
    輸液ポンプやシリンジポンプ、ベッドサイドモニター・心電図送信機などのME機器といわれる医療機器の日常点検を行っています。また、患者さんに対して使用する際の設定変更や使用方法の提案なども行っています。

  • 院内活動
    幹部会議 経営企画会議 診療材料委員会 災害対策委員会 医療機器購入選定委員会 システム運営委員会 医療ガス委員会 サービス向上委員会 労働安全委員会 ICU運営委員会 クリニカルパス委員会 RST(呼吸サポートチーム) 医療事故防止部会 感染対策推進部会 医療機器安全管理部会 透析機器安全対策部会

    院外活動
    山梨県臨床工学技士会 理事
    山梨県呼吸ケアリハビリテーション研究会
    CEHCC
    山梨県コメディカル不整脈治療研究会

    スタッフ紹介
    当院の臨床工学科は、臨床工学技士5人という構成になっています。
    我々は、日常の業務を行いながらも、技術・知識の向上を目指し、様々な勉強に励んでいます。
    透析技術認定士 4名
    3学会合同呼吸療法認定士 4名
    ITE(心血管インターベンション技師) 2名
    臨床ME専門認定士 1名
    呼吸治療専門臨床工学技士 1名

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    臨床工学科
    住所:403-0032 山梨県富士吉田市上吉田東七丁目11番1号
    TEL:0555-22-4111
    FAX:0555-22-6995