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2016年10月16日 更新 印刷用ページ印刷用ページを開く
CT撮影
CT撮影装置

CT撮影装置
Revolution GSI FREEdon (GE) 64列

CT=Computed Tomography装置です。現在ではかなり一般的となったこの検査ですがX線を出力し360度回転させ人体を輪切り状に再構成(計算)して内部を観察できるよう工夫したすぐれものです。一般X線写真よりも詳細情報を観察しやすいメリットがありますが、一般X線よりは多いX線を使用しなくてはならないデメリットもあります。現在はマルチスライスCTと呼ばれる一回の回転で、画像が複数枚得られるCTが登場しており、非常に高速化がなされています。当院では一回の0.35秒回転で64枚の画像が得られるCTを使用しております。

CT撮影装置の操作機器

CT撮影装置の操作機器

全身の検査が適応となり頭部ではくも膜下出血に代表される脳内出血に鋭敏な画像が得られます。またCT検査のもっとも得意分野は肺の検査で肺がん、肺炎等の肺疾患ではCTの高精細な画像が非常に有用であり、数ミリ台の異常所見も描出しうる大変なすぐれものです。それから造影剤を使用し脳血管、心血管、腹部血管、全下肢等全身の血管を表示する事が出来ます。一日に30名以上の検査が可能となっており、当院では緊急を含め医師の判断で当日の検査でもお断りすることなく受付ております。このため基本的には予約枠を有しておりますが検査予定時間が多少前後しております。なるべく待ち時間のないように、かつ安全に配慮して検査を行うよう努力しております。


○頭部CT検査
 白く骨にかこまれたグレーの部分が脳みそです。
 脳の構造が観察されると思います。

頭部CT画像

頭部CT画像


○胸部CT
 空気が多い肺の中は黒くその中の肺の血管や気管支構造も明瞭です。

胸部CT画像

胸部CT画像
(右の画像は、肺が破れて肺の外に空気の漏れた状態=気胸です。)


CTでは造影剤という薬剤を静脈から注射しながら行う造影CT検査があります。
単純CT検査よりも血管や臓器のコントラストが良好でより精密検査時に使用いたします。
主成分は卵等に含まれるヨードというもので卵アレルギーのある方等は使用できない場合があります検査について十分に医師と相談してください。

腹部単純CT画像と腹部造影CT画像

腹部単純CT画像と腹部造影CT画像
(左:単純CT画像 右:造影CT画像)

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放射線技術科
住所:403-0032 山梨県富士吉田市上吉田東七丁目11番1号
TEL:0555-22-4111
FAX:0555-22-6995