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2018年12月28日 更新 印刷用ページ印刷用ページを開く
血液浄化センター

部門紹介

当院の血液浄化センターでは、様々な血液浄化療法を行っています。その中で最も多い治療は人工透析です。
人工透析とは腎臓の機能が低下してきたときに必要となり

①血液から腎臓で排泄されるはずの物質を取り除くこと

②体に必要な物質を血液中に補充すること

③増加した血中水分を除去すること

などを目的とした治療です。

治療に伴い多量の血液を体外へ導き出し、体内へ返すためシャントと呼ばれる血管を造設します。

シャントは透析を行う患者さんにとって非常に重要でありながらトラブルが起きやすいため、小さな変化にいち早く気づき対応していくことが求められます。

当院では穿刺時にシャント状態を確認し定期的にスコアをつけ週1回のシャントカンファレンスで情報共有しています。また、シャントエコーを使用し形状評価、FV・RIなどの数値評価をもとに心臓血管外科への迅速なコンサルトにつなげています。また、穿刺困難なシャントに対してエコーガイド下穿刺を積極的に取り入れ、患者さんの精神的・身体的な苦痛を軽減できるよう努めています。

その他透析液作製時に必要な水道水の水質及び作製した透析液の管理、透析装置の定期的なメンテナンスを通し、故障・トラブルを未然に防ぐことも業務のひとつです。

透析中は、患者さんの状態及び透析機器の運転状況を確認しています。また、月2度の採血結果から透析条件を見直しカンファレンスで医師・看護師へ透析条件の変更を提案することで患者さん一人一人に合った透析を提供できるよう努めています。

また、特殊な血液浄化療法として血漿交換療法(PE)・血漿吸着療法(PA)・血液吸着療法(HA、DHP)・二重膜濾過血漿交換療法(DFPP)・顆粒球除去療法(G-CAP)胸水・腹水再濃縮濾過静注療法(CART)・持続緩徐式血液濾過透析(CHDF・CHD・CHF)などにも対応しております。

月・水・金曜日は午前・午後・夜間の3回、火・木・土曜日は午前のみ、透析治療を実施しています。


患者さんと共に、フットケア・栄養・シャント管理に取り組み、透析医療を行っています。

2001年5月1日、建設地を新たにし新病院が完成しました。透析室として33床に増床しました。
2006年には「血液浄化センター」として開設され、血液透析、血漿交換・吸着、血球成分除去療法等血液浄化全般を行っています。
2012年12月より順次、オンラインHDFを導入しています。


当院の外来透析ベッド数 33床

透析治療で使用している治療機器台数は透析用監視装置32台、個人用透析装置4台、個人用RO精製水製造装置3台、持続緩徐式血液濾過装置1台、血液吸着装置1台です。

関連リンク
掲載内容に関するお問い合わせはこちら
血液浄化センター
住所:403-0032 山梨県富士吉田市上吉田東七丁目11番1号
TEL:0555-22-4111
FAX:0555-22-6995