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2018年4月2日 更新 印刷用ページ印刷用ページを開く
整形外科

はじめに

 当院の整形外科は、山梨大学医学部 整形外科学教室より派遣の常勤医師4名の体制をとっています。内、3人が日本整形外科学会の専門医を取得しております。
 特に人工関節置換術、脊椎外科手術、関節リウマチの治療、スポーツ疾患の治療には力をそそいでおります。なお、小児整形外科疾患(先天性股関節脱臼、先天性内反足)、悪性腫瘍、などは山梨大学医学部の付属病院や関連病院と協力して診療に当たっています。

治療方針

• 患者さんの訴えをよく聞き、わかりやすく説明することを心がけています。
• 多職種でのカンファレンスを行い最善の治療法を検討し診療に当たります。
• 出来る限りクリティカルパスを導入し治療法の均一化を図っております。
• 早期の社会復帰を目指し術後早期からリハビリテーションを行っています 。
 
 カンファレンス----手術が必要な症例に対しては、手術の適応、方法などについて整形外科医師全員で検討します。術後の症例に対しては理学療法士・看護師・薬剤師などと共に術後カンファレンスを行い、リハビリテーションの計画を検討しています。
 クリティカルパス----同じ疾患、同じ手術に対して、手術前後の経過、治療方針を統一したものをクリティカルパスといいます。入院時に、クリティカルパスをお渡しすることで、リハビリの進行状況や退院時のおおよその状態について知ることができます。すべての手術が対象になるわけではありませんが、適応疾患を拡大しております。
 

カンファレンスの様子

カンファレンスの様子

対象疾患

  1. 関節の変性疾患
    変形性股関節症、変形性膝関節症など
  2. 脊椎・脊髄疾患
    脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、良性脊髄腫瘍など
  3. 関節リウマチ
    関節リウマチ
  4. スポーツ外傷・障害
  5. 四肢・脊椎などの一般外傷
    骨折・脱臼、捻挫、打撲など
  6. 骨代謝・骨系統疾患
    骨粗しょう症、痛風、結晶性関節炎
  7. 小児整形疾患
    先天性股関節脱臼、ペルテス病、大腿骨頭すべり症、先天性内反足
  8. 紋扼性末梢神経障害
    手根管症候群、肘部菅症候群、足根管症候群など
  9. 交通外傷
    比較的全身状態の良好な多発外傷など

診療案内

一般外来診療案内
 月曜日から金曜日(祝日を除く)の午前中、外来診療を行っております。
 しかし、当院は富士北麓地区基幹病院であり、入院患者さんの治療を中心とした診療を行っており、また近隣よりの救急搬送も受け付けております。そのため外来は手術前後の予約患者さんや近隣のクリニックからの紹介患者さんを優先しての診察となってしまいます。このため予約の無い患者さんの診察は、混雑の程度にもよりますが2~4時間お待ちいただくことも多くなっております。地域のクリニックとの役割分担の考え方により、出来るだけかかりつけ医の診察を受け、紹介状を持参されての受診をお願いしております。また、当院の地域連携室ではかかりつけ医の先生からのご連絡により、外来受診予約を行っておりますので、出来るだけこのシステムをご利用ください。
 なお再診予約表に記入してある時間は、再診時間の目安となっておりますが、その日の混み具合や救急患者対応、疾患特性などにより待ち時間が長くかかる場合があります。大変にご迷惑をおかけしますが、ご理解よろしくお願いいたします。
外来担当医は外来担当医表をご覧ください。
 
専門外来診療案内
 月曜日の午後 リウマチ外来 (担当 天野)
 火曜日の午後 脊椎外来 (担当 渡辺)
 水曜日の午後 スポーツ外来 (担当 近藤)
 
 それぞれの専門分野の診察を原則予約診察で行っております。かかりつけ医の先生からの紹介状などを持参していただくと、スムーズな診療を行うことが出来ます。
かかりつけ医が無い場合は当院の整形外科外来に診療時間内に電話でお問い合わせください。

特徴

1. 人工関節置換術

 関節の表面にある関節軟骨が傷んできて痛みや可動域制限をもたらす病態は変形性関節症と呼ばれますが、股関節や膝関節などの下肢の関節においては、変形による歩行困難など、日常生活に支障を来たすことがあります。関節リウマチによる変形を含め保存療法で十分な効果が得られない場合に、積極的に人工関節置換術を行っております。術前からクリティカルパスを導入し治療の均一化を図っております。また当院には富士北麓・東部医療圏においては唯一のクリーンルームのある病院でありその役割を果たすべく努力しております。

手術の様子

手術の様子

2. 脊椎外科手術

 脊椎の変形に伴う痛みやしびれ、歩行障害、麻痺などの症状に対して神経への圧迫の除去と椎体の固定を基本とした手術を行います。  また、鏡視下腰椎椎間板ヘルニア手術システムを導入し、少侵襲での手術が可能です。  脊髄腫瘍、側弯症については山梨大学と連携をとり治療にあたっております。

3. リウマチ診療(生物学的製剤の使用)

 関節リウマチは自己免疫疾患の一つです。本来細菌やウイルスなどの敵を攻撃する免疫が、誤って自分のからだを攻撃することが原因です。関節リウマチの場合、関節(滑膜)を攻撃する因子が出来ます。膝、股、肘、肩、足,手など全ての関節や脊椎も侵され日常生活に多大な障害をもたらす疾患です。
 
 リウマチ診療については、リウマチ科のページをご覧ください。

4.スポーツ診療

特に学生スポーツに特化して、靭帯・半月板・関節軟骨などの関節や、筋肉、腱、骨などといった部位の外傷や慢性の障害などに対し、超音波検査などを用いての経時的診察を行いながらスポーツ復帰までの系統的治療を行い、手術を要する疾患に対しては関節鏡などを用いた少侵襲手術を行っております。

5. 整形外科外傷

 スポーツや日常生活における一般外傷のほかに交通事故などのハイエナジーの多発外傷についても3次救急病院と比較的遠距離にある地域特性を考え、腹部外科・心臓血管呼吸器外科・脳外科や救急専門医師と連携をとり可能なものについては積極的に受け入れ治療しております。しかし、一部の症例については県内外の3次救急病院と連携を取らせていただいております。
 原則として四肢・脊椎のあらゆる骨折、脱臼に対応可能で、手術を施行し成果を上げています。また高齢者の寝たきりの原因ともなりうる大腿骨近位部骨折においては、受傷後可能な限りの早期に手術を行い、合併症の予防を含め他科との連携を密に周術期管理をしております。また積極的にクリティカルパスを導入し早期離床、リハビリテーションにより早期退院・社会復帰を目指しております。

6. 小児整形外科疾患

 先天性股関節脱臼(臼蓋形成不全・開排制限も含む)、ペルテス病、先天性内反足、などの診療を行います。先天性股関節脱臼に対しては、必要に応じて装具治療を行っております。
重症例などは山梨大学医学部付属病院や県立あけぼの医療福祉センターに紹介いたしております。

7. クリティカルパス導入疾患

人工膝関節置換術・人工股関節置換術・人工骨頭置換術・大腿骨転子部骨折
椎間板ヘルニア摘出術・鏡視下椎間板ヘルニア摘出術・頚椎椎弓形成術
腰椎椎弓形成術・下肢抜釘術・上肢抜釘術・膝半月板切除術
レミケード投与(初回投与のみ入院)・手根管開放術

当院で可能な検査

単純 X 線検査・CT 検査( 3次元 CT 含む)・MRI 検査・関節造影検査・関節鏡検査
神経根造影検査・筋電図検査・神経伝導速度検査・骨塩定量検査(DEXA)・超音波検査
ABI(ankle brachial index)検査など

実績

1. 外来
整形外科における一日平均外来患者数は約78人、入院患者数は平均35人です。
 
2. 手術症例数
また平成22年度(平成22年4月~23年3月)の1年間における手術件数は450件で主な内訳は以下のとおりです。
 
過去1年間の主な手術実績(2010年4月~2011年3月)
人工関節置換術 (下肢) 53例
人工関節置換術 (上肢) 9例
人工骨頭挿入術  16例
脊椎固定術 26例
椎弓形成術 30例
椎弓切除術 22例
椎間板摘出術 11例
骨折観血的手術 (下肢) 117例
骨折観血的手術 (上肢) 58例
関節鏡視下手術・靭帯手術 27例
その他の手術 81例
 
3. 関節リウマチに対する治療
治療を継続されている外来患者数(平成23年9月現在)
132 例
生物学的製剤投与患者数(平成23年9月現在)
60例(現在56名の患者さんに投与中)
レミケード 17例(内4例経過良好で休止中)
エンブレル 21例
ヒュミラ 8例
アクテムラ 6例
オレンシア 8例

医師紹介

役職名 医師名 経歴・資格
副院長 天野 力郎
(あまの りきお)
免許登録年度 昭和62年
資格名
(認定学会名)
・整形外科専門医
[(社)日本整形外科学会]
・リウマチ指導医
・リウマチ専門医
[(社)日本リウマチ学会]
・日本体育協会公認スポーツドクター
医科部長 渡邉 長和
(わたなべ ながかず)
免許登録年度 平成3年
資格名
(認定学会名)
・整形外科専門医
[(社)日本整形外科学会]
・日本整形外科学会脊椎脊髄病医
[(社)日本整形外科学会]
・日本整形外科学会リウマチ医
[(社)日本整形外科学会]
・日本脊椎脊髄病学会指導医
[(社)日本脊椎脊髄病学会]
医科部長 近藤 充徳
(こんどう みつのり)
免許登録年度
平成6年
資格名
(認定学会名)
・整形外科専門医
[(社)日本整形外科学会]
・日本整形外科学会脊椎脊髄病医
[(社)日本整形外科学会] 
・日本体育協会公認スポーツドクター
主任医長 藤田 康稚
(ふじた こうじ)
免許登録年度
平成16年
資格名
(認定学会名)
・整形外科専門医
[(社)日本整形外科学会]
・日本整形外科学会脊椎脊髄病医
[(社)日本整形外科学会]
・日本脊椎脊髄病学会指導医
[(社)日本脊椎脊髄病学会]
医長 佐藤 弘直
(さとう ひろなお)
免許登録年度
平成20年
資格名
(認定学会名)
・整形外科専門医
[(社)日本整形外科学会]

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